グアムに滞在中です。グアムは意外と安くレンタカーを借りられることを知り、いい機会なので挑戦してみました。今までスペインのイビサ島やホノルルなどでは友人の車に乗せてもらいましたが、自分が借りて運転することは今回が生まれて初めてです。
グアムならではの注意事項もあるので記事で紹介します。
グアムでレンタカーを借りてビーチ巡り。
友人に教えてもらったイパオビーチへと足を運びました。こちらのビーチはシュノーケルが好評だそう。土曜日ということもあり、地元の人々が溢れる活気あるビーチでした。
駐車場も広く、止めやすいビーチです。たくさんのテントでは、地元の人々がバーベキューを楽しんでいました。
こちらはガン・ビーチ。人が少なく穴場的なビーチです。タモンビーチや、イパオビーチに飽きた人におすすめ。
The Beachというレストランが有名です。時期にもよりますが、この時期にはサンセットがとても綺麗でした。
初めての海外での運転、グアムは左ハンドル右車線。
言うまでもなく日本は右ハンドル、左車線での運転です。ですがここはグアム、左ハンドル右車線です。友人がハワイで運転しているのを見て、ふとした瞬間にウインカーの代わりにワイパーを操作してしまうところを見ていました。慣れてきている友人でもある、と言うことは初めての僕は頻繁にやりそうです。
配車されるも?窓を動かせない。
用意してもらったのはヤリスという車種。日本では聞きなれない車ですよね。コンパクトながら内装もかっこよく、当たりの車だなと感じました。外装の傷チェックを行い、エンジンが問題なく作動することを確認して車を渡されました。
シートベルトを着用し、シフトレバーを確認。ルームミラーをチェックし、サイドミラーをチェック。まるで合っていなかったので調整しようと思ったところ、どこを探しても見つからない。困ってスタッフに聞きに戻ると、「ミラーは手動」の一言。
ミラーを全体ごと動かそうと一度トライしたんですが、そうではなくミラーの内側の部分だけが動くようになっていました。これも日本式とは違いますね。では緊張を抑えながら出発です。
初海外、グアムドライブ。初めての右折で事故しかける。
山道を走らせて5分ほど経った頃、初めての右折するチャンスが訪れました。よしよし、初めての右折だと意気揚々と右折した結果、
いきなり反対車線に突っ込んでしまいました。
幸い、対向車線の車が気づいてスピードを落としてくれたため大事には至りませんでしたが肝を冷やしました。日本で運転している時の習慣が体に染み付いているので無意識に奥のレーンへと進んでしまいました。しっかり意識をしないと、気を抜いた時にふと間違えることがあります!
初めての左折ではクラクションを鳴らされる。
先ほどの興奮が冷めやらぬ中、訪れた初めての左折。左折は日本とは違い、奥のレーンへと進みます。前方の車も奥へ進んでいるのでここは安心して左折。
しかし、次の瞬間後ろからクラクションを鳴らされました。なぜ?と思いましたが、どうやら2車線あるうちで左側を走っていたのに右側に入ったのが原因のよう。日本でなら当たり前にできることでも、逆ハンドルになるとすぐには対応が難しいと感じました。
わずか10分で、反対車線に入って事故しそうになり、
後ろからクラクションを鳴らされるという緊張のドライブでした。
グアムでのレンタカーは保険に入っておくべきか
グアムに限らずですが、海外でのレンタカーは保険に入っておくべきだと感じました。不慣れな土地で、いきなりの左ハンドルです。いくら海外での運転経験が多い方でも、日本での運転に慣れた後では最初に戸惑うかと思います。
僕が今回お願いしたトヨタレンタカーのスタッフの方は、常に保険を勧めているそう。売り上げのためもあるでしょうが、事故になって嘆く客の姿を見てきているからとのこと。一番悲しい出来事を話してくれましたが、「保険なんてなくても大丈夫だよ!」だと言った客が、駐車場内で事故を起こした時のこと。
すぐに運転者の仲間が飛んできて100ドル賄賂を渡して「保険に入ってたことにしてくれ」と言ってきたこと。もちろん「それは出来ません」と断ったと言っていました。同じ日本人として少し恥ずかしい話ですね。彼らは当時1日10ドルをケチったために1700ドルほどの修理代を支払ったそうです。
レンタカーは保険内容を確認するべき
フルカバーの保険を1日約20ドルで追加して今回は加入しました。1日20ドルもするのだから、さぞ良い保険なのだろうかと思いきや、確認してみると物損事故のみが対応でした。
人身事故は範囲外。さらには、物損でも強盗などにガラスを割られたりした場合には対象外とのこと。保険内容はきちんと確認してから契約をするようにしましょう。
グアムでの飲酒運転
グアムでは運転者の飲酒運転はもちろんのこと、同乗者が飲酒中でも捕まります。ホテルのツアーガイドによると、車内で同乗者が飲酒中の場合は逮捕対象です。レストランやバーなどで飲んできた場合は問題ないそう。例え車内で飲んでいないとしても、ビールなどの空き缶が車内に転がっているような状況には気をつけた方がいいかもしれません。
外国人だから、では許されません。
グアムでガソリンを入れる
レンタカーへの返却は満タン返しでした。
セルフサービスのガスステーションを選びましたが、クレジットカードを挿入して、画面の指示に従います。お店のスタッフへガソリンスタンド台?のナンバーを告げます。
その後Undelead(レンタカーは基本的にこれ)を選択し、注入。完了後、店で決済をするという流れでした。
グアムのレンタカーは楽しい
今回、海外で初めてレンタカーを借りました。最初は不安もあったし、実際に運転して緊張とかいろいろあったのですが結果的にはレンタカーはかなり楽しい結果に終わりました。返却する時には名残惜しい気持ちがするほどに。はじめは対向車線に突っ込んだ僕ですが、最後はやや慣れて楽しく運転できるようになりました。
グアムの主要観光地は赤いバスでコネクトされているので、今回僕が訪れたイパオ・ビーチやガン・ビーチも公共交通機関で行くことが出来ます。ですから主要ビーチをめぐるだけならレンタカーが必ずしも必要ではありません。ただ、バスをまたずに自分のタイミングでどこへでもいけるフットワークの軽さや緑で溢れた開放的な道路をドライブすることはとても気持ちがいいものでした。
また、新しい挑戦をしている時の緊張感も、とても大げさにいえば生きていることや成長を実感を感じさせてくれました。年齢を重ねるごとに保守的になりがちですし、新しいことを始めるのは怖さを伴うもの。これまでレンタカーを借りて運転することは、僕の中でかなり怖いことでした。新しい挑戦を始めるきっかけをくれた友人にも感謝。小さくとも広がった世界と人生。喜べる今を幸せに思います。