経験豊富な旅人に、実際にあったトラブルをシェアしてもらうコーナーです。
ラオスの首都ビエンチャンで睡眠薬強盗
ラオスの首都ビエンチャンでの出来事です。
滞在していたゲストハウス近くのカフェで出会った50代くらいのオーストラリア人男性(旅行者風)に話しかけられそのまま夕飯を食べに行くことに。
トゥクトゥクでついた先は韓国料理っぽい屋外で焼肉スタイルのお店。
ビアラオ飲みながら久々の焼肉、僕のつたない英語でも聞いてくれようとして結構楽しい時間だったんですが。。。
30分位経ったところでトイレに行って戻ってきたところから記憶がないんです。
そう。おそらく睡眠薬強盗。
気が付いた時には・・・
気が付くと僕は暗い部屋にいて、、、
オカマが僕の凸を咥えていました。
何が何だか理解できませんでしたが無我夢中でその部屋から逃げ出したのはなんとなく覚えています。
多分睡眠薬のせいですが、ここら辺の記憶も曖昧です。
宿に戻ってきた記憶はすこしあるものの、どうやって戻ってきたかも分からない状態でした。宿にいた日本人Aと少し出来事を喋ったのは深夜2~3時だったかなぁ。
冷静に出来事を振り返る
ここからは正常な記憶が残っています。
次の日の朝、Aと喋って昨晩の出来事を一度振り返る。
スマホやパスポート、クレカ等持ち物は無くなっていなかったが、
マネーベルトに入れていた300USDだけが無くなっていて、ラオス通貨は極端に減ってはいない。
ここで睡眠薬強盗だと確信した。
けど、そのあとなぜ暗い部屋にいたのかは今でも謎。
焼肉屋で放置されてオカマに連れ去らわれたのか、オーストラリア人がオカマ地帯に捨てたのか。いろいろ想像するけど確実によくない状況なのは確かだ。
現時点での被害は現金だけだけど、眠らされていた時に何されているかわからない、HIVだって蔓延しているし、、、。そう考えたらその日から数日間は本当に夜も眠れなかった。
警察と病院へ
とにかく海外旅行保険がつかえるかは分からないが、ひとまず警察に行って出来事を書面にしてもらうことに。
と思って警察署に行っては見たものの、「担当者がいないから4日後に来い」とのこと。
この一言で全てを諦めその日のうちにチェンマイ(タイ第2の都市)行きのバスに乗りました。
その後、HIV検査だけでもと思って病院に行きましたが「症状がないと旅行保険も使えない、そもそも3か月経たないと検査すら出来ない」と言われ諦めて帰りました。
結局その後3か月ほど旅して帰国。日本でHIVや梅毒、C型肝炎を保健所で検査してもらい泌尿器科で性病の検査をしてもらいましたが幸い全て陰性でした。
Kazが思うこと
この事件が起こった翌日に、彼からの電話でこの話を知って衝撃を受けました。この一連の出来事、怖すぎますよね。
トイレに立った隙に睡眠薬を盛られたんでしょうか?
初対面での交流に注意するのは重要ですが、それこそ旅の醍醐味なので、なかなか回避が難しいトラブルです。
スマホやパスポート、クレカが残されていたのは同じ旅人への情けだったのでしょうか。病気もなかったのは不幸中の幸いでしたね!
貴重な体験談、ありがとうございました!
Meganinさんのインスタグラムはこちら。綺麗な旅写真がいっぱいです。