メキシコやアメリカ、スペインなどに合計で10年以上住んでいて、最近ではちょっとゴージャスなホテルに泊まる海外旅行が特に好きです。
グァテマラで強盗に遭遇!九死に一生?
1人でグァテマラの首都、グァテマラシティを旅行した時に遭ったアクシデントについてお話したいと思います。
グァテマラシティへ週末旅行へ
メキシコに住んでいた時に、それより下の国に行ったことがないなと思い、週末に1人で安いチケットを見つけてグァテマラシティへ旅行に行きました。意外と見る所が少なく、最終日は夕方のフライトでメキシコに帰るつもりだったのですが、時間があまり、歩いて空港へ向かうことにしました。
ところが、迷ったようで、どちらが空港かを後ろに歩いている人に聞いたのですが、どうも違う方向を言っていると思い、ひとまず歩いてみたものの、まだ彼が後ろにいるのがわかったので振り向くと、ナイフをもっていました。
「携帯をよこせ」とスペイン語で言われ(その時携帯なんていじっていないのに)、
私にナイフを突きつけてきました。
もうパニックです。こういう時には持っているものをすべて渡すべきなのでしょうが、冷静な判断ができない状況だったので、ナイフを見て、刃がギザギザだったので、絶対に私を刺せないと思い、何を思ったか、私は彼の首元をつかみました。
そして、ちょうど車が来たので、その前に飛び出していき、スペイン語で助けを求めました。彼もびっくりしてその場からすぐに逃げ、私も逆方向にダッシュで逃げ、人が多いスーパーの中に飛び込んでいきました。
もう心臓はバクバクで、かなりの間また彼が追いかけてくるのではないかとハラハラ状態でした。
九死に一生を得たのかもしれない
この話を聞いたら「強い人だ、すごい」などと思うかもしれません。しかし、この数日後、知人にこの話をすると、
「ナイフじゃなくてピストルだったらどうしたんだ」
と言われ、ハッとしました。
もしかしたらナイフだけではなく、ポケットの中にピストルを隠し持っている可能性もあったわけです。
それを考えると、余計に心臓がバクバクして、私は九死に一生を得たのかもしれないと思いました。そして、私がとった行動は、間違っているということも改めて思いましたし、とにかく命があったことが奇跡であったのだと感じました。
海外旅行保険には加入していましたか?
私のセゾンカードの海外旅行保険は利用付帯で、航空券などをそれで支払っていないので、適用されなかったでしょう。
Kazが思うこと
RISUさんが何事もなく無事で本当によかったです。中南米で強盗に出くわしたら要求どおりに応じる事が身を守るための鉄則です。
バックパッカーなど旅慣れたはずの旅人であっても、中南米は別次元の危険度だと言われています。
2017年のコロンビアでは、強盗されたカバンを追いかけてしまった世界一周中の日本人大学生が銃殺されています。(僕も参加した、インドの祭で合流した日本人メンバーの中に彼もいたそうです。)
日本より治安の悪いメキシコに住んでいるRISUさんでさえ、とっさに反抗してしまう。「日本とは違う」という意識が奥底まで浸透するのは難しいことかもしれませんが、まさに命の関わることなので徹底したいところです。
携帯のデータは、普段からバックアップを取っておけばなんとかなります。海外旅行保険が適応されていれば、全額とは言わないまでも保険で戻ってきます。
RISUさんは、利用付帯のクレジットカードを使っていましたが、細かな部分はちゃんと意識してリスク管理する事が身を守って無事に帰国することに繋がると思います。
グアテマラへ旅行する方へのアドバイスや注意点
知らない場所や、人気が少ない場所は絶対に1人で通らないようにし、私のように、絶対に相手にやり返すのは命にかかわるのでやめましょう。何よりも命が大事です。