中国、ベトナムは共に100回以上は行きました。好きな国はミャンマーです。
ミャンマーで死にかけた。ヘリ輸送の額はまさかの600万円。
ミャンマーはマンダレー、北部の都市で食中毒になりました。
海外で飲料水には十分気をつけていました。日本とは違い水道水を飲んではいけないのは当たり前なんですが、その日は屋外で飲食ができる店で夕食をとっていました。飲み物はミャンマービールを頼み、食事は火の通ってるカレーをメインに食べていました。
最後に日本で言うところのスイカが出されました。スイカは切られて皿に盛られてスイカの下にはスイカを冷やす為の氷が惹かれていました。屋外という事もあって暑く、その冷えたスイカが異様においしく仲間の分まで食べました。
その後、ホテルに戻りシャワーを浴びてベッドに入った時です。突然、体が震えあがるほどの吐き気と腹痛に襲われたんです。急いでトイレへ行き、もどしました。下しました。が、、治らず更に寒気が襲い自前の体温計で熱を計ると41度を超えています、全身の血の気が引き貧血状態になりベッド脇で倒れてしまったんです。
何とか携帯を手にして仲間に連絡、そのあたりで意識は朦朧としていました。人生で経験した事がない異常の脱力感から、
この時、死を覚悟しました。
覚悟というよりは悟りました。あ、これ死ぬな、と。案の定、意識がなくなり、仲間が病院の手配をしてマンダレー市内の病院に運ばれたそうです。そこで治療を開始したそうですが、私の心拍数が落ちてしまい、その病院では手に負えないと半分諦めて欲しいまで仲間は言われたようです。
仲間が何とか日本の旅行会社と連絡を取ってくれ、旅行会社経由でミャンマーの最大都市ヤンゴンにある大きな病院で私を受け入れてくれるアポを取り、マンダレーからヤンゴンまでプロペラ機をチャーター、酸素マスクをした状態で飛行機を貸し切りでフライト、めでたくヤンゴンの病院に到着しました。
しかし脈拍数は昏睡状態で手の施しようがないと言われ、仲間は諦めかけていたそうです。
結果を言いますと、私の生きようとする気力がまだ残っていたらしく、
翌日に目を開けました!何とか生きれたんです・・・。
ミャンマーの医療の頼りなさに文句を言うつもりは、更々なかったのですが、やはり怖いですね海外。原因は、あのスイカ。スイカの下に敷かれていた氷がとけて、その水をスイカと一緒に口にしてしまっていたらしいです。
後日、病原菌はリステリア菌だった事が分かりました。このリステリア菌、調べてみましたら海外ではかなりの人数の方が亡くなられていました。私が感じた、死ぬな、、は間違えていなかったんですね。恐ろしい。
追い打ちをかける恐怖の請求600万円越え。
更に恐ろしい事が起きたんです。請求です。マンダレーからヤンゴンまでチャーター便を飛ばした額、これが何と600万超え。この金額を今すぐ払えと来たんです。しかも未だ、病院のベッドの上です。死と生の境をさまよい、生還して何とか目を開けたら600万の請求書です。また目を閉じた方が楽かな、と思いました。
海外旅行保険は補償してくれましたか?
最初に運ばれたマンダレー市内の病院の請求額が、医療費として30万円かかりました。その後、マンダレーからヤンゴンまでのチャーター便プロペラ機のフライト料金が600万円。ヤンゴン市内の病院から請求の医療費が80万円でした。
合計710万円です。
損保ジャパン日本興亜の海外旅行保険に加入してたので、
私からは医療費の数万円の支払いで解決したのでよかったものの、
もし保険に入ってなかったらと思うと身震いがします。恐ろしい体験でした。
Kazの思うこと
恐ろしすぎる体験ですね・・・。食中毒は元よりチャーター機の金額は恐怖です。
僕はクレジットカードの海外旅行保険のみで旅行することがほとんどですが、疾病治療保険は300万円程度が主流なので、流石にこれはカバーしきれませんね。考えさせられます。
ミャンマーへの旅行者に、注意やアドバイス
ミャンマーやベトナムなど、東アジアはまだまだ衛生面良化していません。口に入れるものは注意に注意を払って飲食して下さい。過剰すぎる注意でもいいと思います。
最低限でも、クレジットカード付帯の海外保険は持って海外へ行って下さい。
クレジット付帯海外保険は現地仮払い清算が主です。私の様な場合、仮払いと言っても高額過ぎて払いきれません。併せて、保険会社の海外保険に加入する事をオススメします。
安全対策をした上で良い旅にして下さい。